ゴルメサブズィ(Ghormeh Sabzi):インターラーケンで味わうイランのハーブシチュー

BANOO インターラーケンのゴルメサブズィ:素焼きの器に入った牛肉とキドニービーンズのハーブシチュー、隣にバーベリーをのせたサフランライス、真上から撮影

イランの人に「家庭の味といえば?」と聞くと、多くの人が「ゴルメサブズィ」と答えます。深い緑色のこのハーブシチューは、イランの国民食とも呼ばれ、家ごとのレシピが代々受け継がれています。インターラーケンの Centralstrasse 28 にある BANOO では、メニュー36番、ベジタリアン版は41番です。

ゴルメサブズィとは?

「サブズィ」はペルシャ語でハーブ・青菜、「ゴルメ」はトルコ系の言葉で、油で炒めてその脂の中で保存した肉のことでした。つまり「ハーブと肉の煮込み」。ご飯と一緒に食べるペルシャの煮込み料理「ホレシュ」のひとつです。

たっぷりの刻んだパセリ、コリアンダー、チャイブや青ねぎを油でじっくり炒めて濃い緑色にし、フェヌグリークの葉で独特の香りをつけます。そこに玉ねぎとターメリックで炒めた肉、赤いキドニービーンズ、穴を開けた干しライム「リムー・オマニ」を丸ごと加えます。この干しライムが、生のライム果汁とはまったく違う奥深い酸味を生みます。伝統的には弱火で何時間も煮込み、肉はやわらかく、ソースはとろりと仕上がります。辛くはなく、ハーブの香りとほのかな酸味が特徴です。

イランではサフランライス「チェロウ」と一緒に、運がよければ「タディグ」も添えて食べます。タディグは鍋底のこんがり黄金色のご飯で、日本のおこげに近いものです。

どれくらい古い料理?

数千年の歴史があるとも言われますが、キドニービーンズはアメリカ大陸原産で、ヨーロッパに伝わったのは1492年以降です。知られている最古のレシピは19世紀のペルシャ料理書に登場します。2024年2月には、イラン系アメリカ人のNASA宇宙飛行士ジャスミン・モグベリが、国際宇宙ステーションで仲間とゴルメサブズィを分け合いました。

BANOO のゴルメサブズィ

BANOO のゴルメサブズィは、牛肉とキドニービーンズのハーブシチューを緑のハーブとライムのソースで仕上げ、サフランライスを添えてお出しします。お肉を召し上がらない方は、キドニービーンズのベジタリアン版(41番)をどうぞ。当店のお肉はすべてハラールです。お料理にはアルコールを使用していません。

食べ方のコツ:シチューを一度にご飯にかけず、ご飯の横に少しずつ取ってスプーンで一緒に食べるのがイラン流です。干しライムを丸ごと入れて煮込むイランの家庭では、やわらかくなったライムをスプーンで軽く押して酸味を足すことも多く、ライム自体はふつう食べません。グループなら、グリル料理のクビデとシェアするのもおすすめです。

インターラーケンの中心でペルシャ料理を

ユングフラウや湖で一日を過ごしたあとには、じっくり煮込んだ温かいシチューがぴったりです。BANOO はベルン州で唯一のペルシャ料理レストランです。Centralstrasse 28、Höheweg と Interlaken West 駅から徒歩2分。100席あり、ご家族、グループ、予約なしのお客様も歓迎します。ベジタリアン料理も豊富です。姉妹店はラッパースヴィル(Rapperswil)の Banoo です。

営業時間は火曜〜日曜 12:00〜22:00、月曜定休。ご予約は https://pos.banoo-interlaken.ch/book/1 または電話 076 500 71 42 まで。お待ちしております。

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